この記事の要点
- 実際の農場名ではなく、給与を支払った法人・労働者派遣会社名で表示されることがあります。
- 複数のファームで働いた場合は、勤務先ごとにTax Readyを確認します。
- ABNで受け取った報酬は、通常の従業員用Income Statementと同じ表示にならない場合があります。
ファーム勤務でTax Readyにならない主な理由
- 雇用主が年度末のSTP確定処理をまだ行っていない
- 給与支払元が農場ではなく、コントラクターや労働者派遣会社になっている
- 短期間働いた別の雇用主を見落としている
- 最後の給与処理や修正がまだ反映されていない
- 従業員ではなくABN契約として支払いを受けている
- 登録情報について雇用主への確認が必要
年度末の確定処理は雇用主が行います。ATOの案内では、確定処理後にIncome Statementの表示がTax readyへ変わります。
まずPayslipの雇用主名を確認する
働いた場所の看板名やファーム名と、給与を支払った会社名が異なることがあります。Payslipに記載された正式な雇用主名・ABNを確認し、myGovのIncome statementsに同じ支払者がないか探します。
ファーム名が表示されないだけで、給与情報が未報告とは限りません。労働者派遣会社、Labour hire provider、Payroll会社など別の名称で表示されている可能性があります。
複数のファームで働いた場合
1年間に複数のファームや工場で働いた場合、1社がTax Readyでも申告資料がすべて揃ったとは限りません。勤務履歴を時系列で書き出し、各勤務先について次を確認します。
| 確認項目 | 確認する資料 |
|---|---|
| 勤務先・支払者の正式名称 | Payslip、雇用契約、銀行入金名 |
| 給与総額 | Income StatementとPayslipのYTD |
| 源泉徴収額 | Tax withheld欄 |
| ステータス | Tax Ready / Not Tax Ready |
| TFNまたはABN | 契約書、Invoice、支払記録 |
TFN勤務とABN契約を混同しない
TFNを提出して従業員として給与を受け取った場合と、ABNでInvoiceを発行して事業収入を受け取った場合では、資料と申告方法が異なります。また、ABNを持っているだけで自動的に独立した請負業者になるわけではありません。ATOも、求人でABNを求められたことだけでは契約形態は決まらないと案内しています。
Not Tax Readyのときに雇用主へ聞くこと
- 対象年度のIncome Statementをいつ確定する予定か
- STPへ報告している正式な会社名は何か
- 最終PayslipのYTD金額と報告額が一致しているか
- 退職処理や最終給与の修正が残っていないか
連絡は記録が残る方法を使い、Payslipや雇用契約も保存します。TFNを通常のメッセージへそのまま記載しないでください。
未確定のまま申告してよい?
ATOは、Not tax readyの情報を使って申告する場合、雇用主が後から異なる金額で確定すると、修正申告や追加納税が必要になる可能性があると説明しています。帰国やビザ期限が近い場合でも、急いで推測の金額を入力するのではなく、資料を揃えて個別に確認してください。
よくある質問
ファームを辞めたらすぐTax Readyになりますか?
退職時に確定される場合もありますが、表示時期は雇用主の給与処理によります。PayslipとmyGovを確認し、必要に応じて雇用主へ問い合わせてください。
1社だけNot Tax Readyでも申告できますか?
未確定情報を使うと後日修正が必要になる可能性があります。すべての勤務先と資料を確認してから判断してください。
現金でもらった給与は申告しなくてよいですか?
支払方法だけで申告対象外にはなりません。勤務内容、受取額、記録を整理して個別に確認してください。
参照元
この記事はATOの公開情報に基づく一般的な参考情報です。実際の申告方法は、雇用契約、支払方法、ビザ、税務上の居住性などにより異なります。個別の申告内容は資料確認後に判断してください。