Farm work / Working holiday

オーストラリアのファームジョブとタックスリターン完全ガイド【2026年版】

ファームで働いたワーキングホリデーの方へ。給与の受け取り方、TFNとABN、Income Statement、Tax Ready、経費、複数勤務先を申告前に確認するための中心ガイドです。

この記事の要点

  • 最初にTFN給与かABN収入か、実際の契約・働き方と資料を確認します。
  • 複数のファーム、Labour hire、工場勤務を含め、対象年度のすべての収入を整理します。
  • 仕事に必要だった支出でも、自動的に控除対象になるわけではありません。

ファームジョブでもタックスリターンの確認が必要

短期間の収穫作業、パッキング、剪定、農場管理などでも、受け取った収入と源泉徴収額を年度単位で確認します。返金があるとは限らず、収入、源泉徴収、控除、ビザ、税務上の居住性などにより、還付・追加納税・申告方法が変わります。

TFN勤務とABN収入の違い

確認点TFNを提出した従業員ABNを使う事業・契約
主な資料Income Statement、PayslipInvoice、入金記録、経費記録
税の扱い通常は雇用主がPAYGを源泉徴収通常は自分で収入と経費を管理
ATO画面STP報告がIncome Statementへ反映従業員用Income Statementと同じ表示にならない場合がある

ABNを持っている、短期の仕事である、求人に「ABN required」と書かれているという理由だけで契約者になるわけではありません。実際の契約条件と働き方を確認します。

TFNとABNの違いを詳しく見る

ワーキングホリデーメーカーの税率

ATOが公表する2025–26年度の一般的なWorking holiday maker税率は次のとおりです。

課税所得税額
$0–$45,0001ドルにつき15セント
$45,001–$135,000$6,750+$45,000を超える部分の30%
$135,001–$190,000$33,750+$135,000を超える部分の37%
$190,001以上$54,100+$190,000を超える部分の45%

公開前レビュー対象:国籍、租税条約、ビザの変更、税務上の居住性、Working holiday maker income以外の収入などにより個別確認が必要です。表だけで最終税額や還付額を判断しないでください。

Income StatementとTax Readyを確認する

myGovに連携したATO online servicesで、勤務先ごとのIncome Statementを確認します。ファーム名ではなく、給与を支払った法人名やLabour hire provider名で表示される場合があります。

  • Gross payments
  • Tax withheld
  • Allowances
  • Tax Ready / Not Tax Ready
  • 雇用主の正式名称

ファームの給料がTax Readyにならない場合

複数のファームで働いた場合

対象年度の勤務履歴を月ごとに整理し、短期間だけ働いた勤務先も含めます。銀行口座の入金名、Payslip、契約書、メッセージ、Invoiceなどを照合してください。TFN給与とABN収入の両方がある場合は、資料を分けて整理します。

ファーム勤務で確認したい経費

控除を検討するには、本人が支払い、仕事に直接関係し、雇用主から払い戻されておらず、必要な記録があることなどを確認します。

対象になり得るもの

  • 作業環境の具体的な危険から守る安全靴、手袋、保護服
  • 業務で必要な工具・装備の仕事使用分
  • 控除対象となる作業着の洗濯費
  • 業務上、通常の勤務場所から別の作業場所へ移動する費用

通常は対象にならないもの

  • 一般的なジーンズ、Tシャツ、通常の靴
  • 自宅から通常の勤務場所までの通勤
  • 通常の勤務日に購入する食事
  • 雇用主が支払った、または払い戻した費用

同じ安全靴でも、実際の仕事上の危険との関係や使用状況により判断が変わります。領収書、用途、使用割合を記録してください。

申告前に準備するもの

  • TFNと本人確認資料
  • ビザと入出国履歴
  • すべてのIncome StatementとPayslip
  • ABN収入のInvoiceと入金記録
  • 領収書と経費の用途メモ
  • 銀行口座情報
  • 過年度の申告状況

タックスリターン必要書類チェックリスト

よくある質問

ファームで税金が引かれていれば必ず還付されますか?

いいえ。還付額は年間収入、源泉徴収、適用税率、控除、その他の事情から計算されるため保証できません。

セカンドビザ対象の仕事なら経費になりますか?

ビザ要件と所得税の控除要件は別です。指定労働であることだけで、すべての支出が控除対象になるわけではありません。

ABNで働けば経費をすべて申告できますか?

いいえ。収入を得る事業との関係、私用分、記録、払い戻しの有無などを確認します。

参照元

この記事はATOの公開情報に基づく一般的な参考情報です。実際の税務上の取り扱いは個別の状況により異なります。正確な申告内容の確認をご希望の場合は、必要な説明をご確認のうえ申請フォームにご記入ください。